しています。
アメリカ連邦航空局が一般公開した、1996年7月のTWA800便空中爆発事故時の
ボストンTRACON(航空路交通管制センター)交信記録音声ファイルをベースに作成しています。
興味本位の野次馬的な立場ではなく、あくまでもパイロットとして緊急時にどのような対応をすればよいかを
学習し、同時にアメリカのATC環境に接するための教材となっています。
航空無線の交話法は、ICAO(国際民間航空機関)によって、世界標準となるものが決められています。
アメリカももちろん加盟国なのですが、実情は独自路線というか、かなり標準から逸脱していて、他国の
パイロットから恐れられています。
通常の手順から少しでも外れると、アメリカンイングリッシュのオンパレード状態となり、外国人パイロット
が理解するのは厳しくなります。また、アメリカの管制官は、コミュニケーション上、他国のパイロットを完全に
お客様扱いしていて、明らかに自国のパイロットと区別しているのが、この交信記録からも分かります。
もしもあなたが、アメリカに行って飛行機の操縦をするとしたら、嫌でもこの強烈な環境に晒されるわけです。
一言聞き違えたら大惨事になる可能性をはらんでいます。
この教材の交信記録は約8分間ですが、